HTMLを学び直した話

書籍「武器になるHTML」、「HTML解体新書」を読みました。
HTMLを書籍で学ぶのは、Web業界を目指した当初「HTML5&CSS3デザイン 現場の新標準ガイド」(当時は第1版)をボロボロになるまで読み込んで以来です。それ以降は都度ネットで調べていましたが、HTML Living Standardについて、一度網羅的に学んでおきたいなと読み始めました。
読み終えた感想としては、もっと早く読んでおくべきだったなと感じました。

武器になるHTML

学び直しにピッタリでした。自身のHTMLの知識の土台を固められたと思います。
また全ページカラーなのと、平易な説明でとにかく読みやすいです。楽しみながらあっという間に読み終えました。
学び直しと言っておきながら、新しく知れたこともいくつもありました。例えば…

  • strongやem属性は同要素を入れ子にすることで、重要度(強調)を強めることができる
  • ol要素のreversedやstart属性の存在
  • a要素のrel属性の値sponsoredやufcの存在

HTMLは結構知っていると思い込んでいましたが、まだまだです。本当に奥深い。
社内のWebに興味を持ち始めたグラフィックデザイナーさんにもお勧めしました。

HTML解体新書

発売当初に購入して、これまでリファレンス代わりに使用していましたが、今回通して読みました。
各属性の解説だけでなく、各々に対してのアクセシビリティ上の注意点も教えてくれます。
マークアップエンジニアをしている以上、本書の内容は知っておかなくてはいけないなと痛感しました。
HTML仕様(HTML Standard)を読む際の注意点も記載されていて、原文もチャレンジしてみようと思わせてくれます。

正式な仕様はあくまで英語版であり、日本語訳は参考にすぎない

HTML解体新書 P44

私にとって特に参考になったのは、チャプター4のWAI-ARIAの解説でした。
アクセシビリティに関して、どこから学んでいけば良いのかこれまではっきりしていませんでした。
本書では、WAI-ARIAの各仕様書の位置付けが書かれていて、何から手をつければ良いかが私の中で明確になりました。
その他にも、主な属性の解説、ハンバーガーメニューなどの事例をもとにした実践もよかったです。
コードの実例については、WAI-ARIA Authoring Practicesから学んでいきたいと思います。

HTML/CSS